電車怖い

 世の中何があるかわからないものである。先日の秋葉原の事件何か、もしかしたら自分が被害にあっていてもおかしくないくらい身近。世の中が便利になった分、危険に会う可能性も増えてしまった気分だ。いや、危険を知る機会が増えたというべきであろうか。

 さて今日の夜、電車に乗って家に帰る最中のことだ。日曜の夜ということで、人少ない車内。少しマナー違反と思われる方もいるかもしれないが、隣に座っている乗客もいないということで、DSを開き「無限のフロンティア」を楽しんでいた。

無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ (特典無し)

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シャオムウウェーイブ! といった感じだ。イヤホンをしていたので車内とはいえゲームに浸っていたのだが、ふと気がつくと妙な違和感を感じた。
叫び声が聞こえるのだ。ゲームのBGMかと思ったらそうではなく、誰かが叫んでいる感じ。隣の車両に近い席に座っていたので、隣の車両で子供が騒いでいるのかなと思った。気になったので、少し覗いてみると……

 変な中年の男が(太)が頭を抱えて叫んでいるではないか。

 おっと、太という単語は問題だろうか。別に偏見があって書いたわけではない。彼が着てるシャツが短いのか、はたまた彼の腹部が大きいからか、素肌が丸見えなのだ。おーこわ。

 まあ、別に危害を加える風ではなかったのだが、あまりに長いこと叫び続けているので段々不安になってきた。ゲームをやっていた自分でもうるさいと感じる位だから、他の人たちからしたら気が気でないだろう。別に問題があったわけでは無いのだけど、君子危うきに近寄らず、というものだし車両を変える決意をした。

 隣の車両はとても平和だった。この世の楽園ってくらい平和。中年が叫んでないんだもん。気を取り直して無限のフロンティアを再開した。シャオムウざーん! といった感じだ。こんな風にまったり帰宅ライフを楽しんでいると、急にドドドドと車内が揺れた。

 急に大量の女性が車内に押し寄せてきたのだ。もうまったくの想定外。ほら、向かいのおじさんもキョロキョロしてる。さっきまでガラガラだったのに、ほぼ満員状態。暗黙の女性専用車両化。いっきにアウェーに連れてこられました。

 どうやら彼女達は某アイドルのコンサート帰りだったらしい。とてもハイテンションてございます。うっかり車内の真ん中の席に座ってたもんだから、もう見てられない。DS何かやってねーでどけよオーラを感じる。二人で座りたいのに片方立ってんだろ、どけよ。何がシャオムウざーん!だと。すいません、DS閉じます。

 次の駅で降りました。ええ、乗換駅だっただけですよ。いや、マジで。


 こんな風に、いつ平和な車内が晒し首会場になるか分からないのである。きっと中年の車両はもっと地獄絵図になっていたのではないだろうか、それが見れなかったのが残念でならない。


結論:関係ない時間でも女性専用車両はやめたほうがいい。